でかくろの裏だよ。 連れ合いの後出し日記。。


by rakachibe
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小野書店のおやぢ

高校2年の春でした。
その古本屋は絶版まんががたくさん置いてあり、まんが大好きなワタシにとっては宝の山でした。
毎日のように通っていたので、店のおやじとも仲良くしてもらったのでした。

そんなある日、いつものようにまんがを物色していると、
カウンターの向こうでおやぢがニコニコしながら「イイモノ見せてあげるよ。」
と呼ぶんです。

「なんですか?」と覗くと、「こーゆーの見たことあるぅ?」
そこにはノーカットの写真集が。

そう、現在の古本屋のようにアダルトコーナーなんかは無い時代でしたし、
コンビニもありませんでした。
入手手段としてはビニ本とか自販機で買うというモノでしたな。
そしてそれらの写真は決してきれいとは云えないモノばかりでした。

その本をおやぢはめくりながら「どーだ?すごいだろう?」
と言うんです。

ワタシは今でこそすけべですが、その頃はそれほど女性の体には興味がありませんでした。
身長も154cmと小さく(今は172cmあるが)頭もくりくりのスポーツ刈り
で、色気もなにもありませんでした。
まぁ、いわいる発育の遅い子だったんですね。

そんなワタシにおやぢは「すごいだろ?すごいだろ?」と迫ります。
なので、「いや、こーゆーのは余り・・・どーでもいーです。」
と返すと、おやぢは
「いや!そんなことはナイハヅだ!!」と、なんと!カウンター越しにワタシの股間をムンヅ!!

!!

一瞬なにが起こったかわかりませんでした。
店内にお客はワタシの他にはだれもいません。。

おやぢはワタシの股間に変化が見られなかったのを確認すると「なんだなぁ」と言いました。
そして、
「君さぁ、写真撮らないか?」
「へ?」
「モデルやらないか?」
(こ・このおやぢ、かなりヤバイ!)
ワタシは焦りまくって「ソ・ソレって裸ですか?」
「そう。は・だ・か!」
が~~~~~~~~んっ!
(変態だ!変態だ!大変だ!!ヌードモデルだ!男だ!しかもオレの裸だ!気持ち悪い!助けて!いくらぐらいだろう?ああっ!ダメだっ!!)
と、頭の中がぐるぐるしました。

「あぅ、ぼく、お腹出てるし、かっこわるいからぁ」
言ってることがわけわかりません。
その時です!間一髪お客さんがはいってきました!
「それじゃ、またきまぁ~~~~す!!」
と、逃げるように帰りました。
ソレ以来その古本屋には行っておりません。
つーか、今はもうない。
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by rakachibe | 2006-10-12 15:12 | 雑記

真夜中の自転車

第一章

-出会い-

その日は新宿で飲んでいました。
楽しいお酒は時間を忘れてしまいます。
気がついた時には終電に間に合うかどうかってとこでした。
走りこんでやっと間に合った小田急最終電車。けれど、それは途中の相模大野止まりでした。
ワタシの家は海老名です。
タクシーで帰ろうと思っていたのですが、財布は空です。
でも酔っ払っていたので気持ちが大きくなってます。
駅で降りて少し考えてみました。

「家まで歩くとかなりあるなぁ。。。よし!自転車でかえろう!」

もちろん自分の自転車などは置いてあるはずもありません。
しかし、幸いにも駅周辺には自転車がごろごろ落ちてます。(捨ててあるともいう)

あ、ここで断っておきますが、自転車泥棒をする気なんてさらさらありません。
あくまでも、捨ててある自転車(ぼろぼろ)を有効利用しようということです。
ワタシだって自分の自転車盗まれたら、たまらないものね。
ところが、いざ探してみるとなかなかごみのような自転車が落ちていない。
駅からもだいぶ離れてしまいました。
と、ありましたありました。

その自転車はぼろぼろに錆びて倒れていました。
チェーンがはずれ、サドルは穴があいて横をむいていました。
空気も抜けていて、ブレーキは後ろが切れています。
ギアなんかもちろんついていません。ママチャリの元祖みたいな自転車。
そんな虫の息で倒れていた自転車。
「動くかな?」
とりあえずチェーンをはめてペダルを回してみました。
ぎぎぃ、がちゃりんこ。
なんとか動きそうです。

「さぁ!家に帰ろう」

今、ワタシは命を吹き込んだのです。
がしゃぎしきーこ。がしゃぎしきーこ。
うれしそうに賑やかな音を立てて自転車は走ります。
こっちもなんだかとても愉快な気持ちになってきました。

「うふ・うふ・うふふふふふ!!」

この時AM1時過ぎ


第二章

-遭遇-

がしゃぎしきーこ。がしゃぎしきーこ。となかなかに快調な走りである。
酔って火照った顔に夜風がとても気持ちがイイ。
おー早い早い。もーすぐ小田急相模原ではないか。この分だと一時間かからないぞ。
と、そこに。

賢明な読者諸君ならもう、おわかりとは思いますが、その通りです。

「そこの自転車とまりなさい!」
けーさつだ。
ワタシはナニも悪いことをしてるという意識は無かったので「はい?なんですか?」と素直に止まりました。
二人組のおまわりでした。

「この自転車は君のか?」

「いえ。違いますよ。」

「どーしたんだ!」

「落ちてたのを直して乗ってきたんです。」

「落ちてただぁ?!盗んだんぢゃないのか?」

ナニ云ってんだぁ!?こいつら馬鹿か?
「盗むんだったらもっとイイの盗むでしょ!?わざわざこんなボロ盗まないよ!」

誰がどお見たって絶対にボロいはずです。
その間もう一人が自転車を点検。

「あ、ここに名前が書いてありますよ。」
うむむ。
「とりあえず、交番まで一緒に来なさい。」

げげ!

「おまえ等ひまだなぁ。なんでこんなくだらない事に時間を裂けるんだぁ?もっとやんなきゃいけないことがいくらでもあるだろぉがっ!!」
と、心の中で云いました。



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がしゃぎしきーこ。がしゃぎしきーこ。
心なしか自転車もしけた音に聞こえます。
交番は小田急相模原の駅前にありました。
そこではウルトラ警備隊のキリシマ隊長似のおまわりさんに事情聴取を受けました。
この時の気持ちとしては「おまわりさん」とかって呼びたくないのですが、悲しいことにソレ以外の呼び方でしっくりくるものがありません。
(おまわりさん/の”お”は”御”?しかも‘さん‘付け!=「御廻りさん」丁寧語なのだろうか?呼び捨てにすると、「おまわり!」?でも御は付けたくないので、「まわりぃ!」???なんだかまぬけです。もっと、バカにした呼び方は無いのでしょうか?
マッポ?下品で嫌ですね。しかもそんな風に呼ぶとなんか勘違いしそうなおまわりさんもいそうです。ああ、困りました。
なにか的確な呼び名はないのでしょうか?やはり「おまわり!」が妥当ですかね。)

住所、氏名、年齢、職業をひととおり答えてからワタシは事の成り良きを説明しました。
終電が相模大野止まりだったこと。お金がなくてタクシーで帰れなかったこと。
主人に捨てられたか、もしくは誰かに盗まれて捨てられ瀕死で、誰かが直してくれて走ることを待っていた自転車との出会いを。
そして、懸命に盗みではないことを主張しました。
が、
キリシマは、そんなことは充分にわかっているのだよと言うような顔で「にやり」と薄ら笑いを浮かべてこう言ったのです。

「事情はよくわかった。でもな、名前が書いてあるだろ。だったら人のぢゃないか。だから盗みだ。」

「だぁかぁらぁ、あなたが見てもぼろぼろでしょ?しかも壊れていて、もちろん鍵だってないし、誰がみても捨てられた自転車ですよ。」

聞く耳もって無いなこいつ。。

その時、さっきのおまわりが「持ち主に連絡つきました。盗まれて探してたそうです。」
げ。
こんな夜中に連絡とったのかよ。非常識なヤツだなぁ。

「探してたそうだ。」
キリシマは再び「にやり」と笑った。



--------------------------------------------------------------------------------

絶対にうそだぁ!
だいたい探していたんだったら警察に届け出してるはずだろ!
ふざけんなよ!
と、思ったがここで暴れてはホントに帰れなくなってしまう。
悔しいなぁ。

「家には奥さんいるんだろ?んじゃ、ちょっと電話しなさい。」
と、言われたが哀しいかな、この時は電話代未払いで電話が停止されていたのだった。

貧乏は嫌だなぁ。

キリシマはあきれ顔で
「え?止められてるの?しょうがないなぁ。まぁ事情はわかったので、今日はもう帰っていいよ。
そのかわり明日、相模原警察署の方に行ってちょうだいね。またそっちで、詳しく事情を聴くとおもうので。ソレが終わったら、奥さんが保証人ってことで、またここに来なさい。
もう自転車なんか拾うなよ。」

え?明日も取り調べがあるの??
なにはともあれその晩はこれで解放されました。

が、ここはまだ小田急相模原。
ウチは海老名。
さんざん取り調べられて説教されて帰っていいよっていわれても。。。
タクシー代もないのもわかっているはずなのに。。
送ってくれって言うのはずうずうしいしなぁ。。。

この時AM2時30分
。。。。。。。。

すっかり酔いなど覚めてしまった。
今日はなんて日だ。
ふぅ。
「さて帰るとするか」
ワタシはトボトボと我が家に向かって歩き始めた。
まだ、なにも終わってない。
これから始まるのだ。

トボトボトボ。

車で来ると3~40分の距離がある道をワタシは歩きつづけた。

トボトボトボ。
歩けども歩けども、道は果てしなく遠かった。
人もいない車も走っていない。
こっちのほうが近道かもしれない!と歩いて行っても結局道に迷ってしまいもとの国道にもどるはめに。
は、時間と体力のロスだ。。
素直にいつも車で走る道を行こう。

トボトボトボ。

ん?この道は田んぼを囲ってぐるんとおおまわりをしている。
だったら田んぼを突っ切って行った方が近道だ!!
(よせばいいのに。。。)
トボトボと田んぼあぜ道を歩く。
もちろん、街頭はなく辺りは真っ暗闇の中。
「あははは。まっくらだぁ。」
声にだしてみる。
「そーだね。」
なんて返事が来なくてホントによかった。

風が強くなってきた。

トボトボトボ。

はぁ、まだまだかかるなぁ。

時折、風の音と鳥の声で驚かされた。
(結構怖いなぁ。はははは。田んぼなんか歩くんじゃなかった。)
しかも近道だと思っていたのだが川を渡れなくて結局、遠回りをしてしまった。

田んぼを抜けたとき時計はAM4時半を過ぎていた。
(車だとここからすぐなのになぁ。。)

トボトボトボ。

結局家にたどり着いたのは朝の6時過ぎでした。



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「だだいま」
今まで寝ていた奥さんが「どうしたの?」って起きてきました。
いきさつを話そうと思ったのですが、とてもそのような気力が残ってません。
「はぁ~~。あとでね。おやすみぃ。」
と、すぐに寝てしまいました。
目が覚めてから夕べの一部始終を奥さんに話しました。

すると、奥さんはたちまち激怒モードに入ってしまいました。
それはワタシに対してではなくケーサツに対しての怒りでした。
(この人はワタシと一緒に怒ってくれるんだぁ)とワタシは少し驚いてしまいました

お恥ずかしい話ですが、今まではウチの母に学校などで起きた嫌な出来事などを話すと、
「バカだねぇそれはオマエも悪いのよ。そんなことさえしなければ。。云々」
と必ずワタシの責任を問われて来ました。
まぁ、たいていの場合、母の言うとおりワタシにも必ず非はあるんですけどね。
今回の事件など話した日にゃ「また調子にのってお酒なんか飲むから。。。がみがみがみ!」
と言われていたこと間違いナシです。

でも、やっぱり、気持ちとしては全面的に味方になってもらいたいぢゃないですか。
自分だって悪いなぁって思っているのだもの。
「あーオカーサン、ボクが望んでるのはそんな言葉ぢゃないんだよ!もっと愛しておくれよぉ!」
注:もちろん、愛されて育てられたのは承知しております(^^)
そーゆーアナタのちょっとした言葉が、こーゆー性格を形成したのだよ。
わかったか!かーちゃん!
(どーゆーのだ?!言葉が足りなくて申し訳無い)

はぁはぁはぁ、ちと取り乱してしまいました。失礼。
(でも、たまに実家にもどると今だに「最近こーゆーことがあったんだよ。」って報告してしまうワタシであります。(笑))

な・の・で。

奥さんのこの怒りモードはそれはそれは嬉しかったのでした。

で、午後。相模原警察署に行きました。
「夕べ、拾った自転車に乗っていて小田急相模原の交番のおまわりに捕まったものですけれども、こんにちはぁ。」って。
「ああ、はい。じゃぁこっち来て」
ってそこは別室。
刑事?と二人きりです。ここは取調室?
腹減ったなぁ。カツどんとか出るのかなぁ?
夕べとだいだい同じ内容の事情聴取を受けました。

「えーーー自転車の持ち主が自転車を引き取りにきたそうだ。えーーっと、被害総額はっと?あ、5000円ね。」

5000円!?たった?あれだけのおもいをして5000円!?たかだか5000円の為にワタシはこんな目にあったのかっ!!

刑事もどきは「まぁ、拾ったっていっても人の物はいけないなぁ。まぁ反省もしてるみたいなので今回だけは前科にはしないでおいてやるよ。」
おお!犯罪としては記録に残らないってことだな!と、迂闊にも喜んでしまいました。
ココは怒らなくちゃイケナイところだ。うん。
ワタシは言いました。

「ありがとうございます。」

そこには深々と頭を下げているワタシがいました。
嗚呼、なんて情けない男なんだ。思ってることと言動がまるっきし違うぢゃないかぁ!!

「んじゃ、指紋だけはとっておこうね。」

へ?

それからワタシは両手の指紋全部!(もちろん手のひら全体!)をとられてしまいました。
「んじゃ次は写真ね。」
なにぃ!?
カシャッ!(前)カシャッ!(右)カシャッ!(左)
と顔写真までとられてしまいました。
これではまるで犯罪者でわないかぁ。。。。

「あのー、前科にはなってないんですよね?」心配になってしまった。

刑事もどき「あー、なってないよ。記録として残しただけだから」
(それが嫌なんぢゃないかぁ。。。)
「はい。おしまい。帰っていいよ。もう二度とくるなよ。」
刑事もどきは刑事みたいなセリフを吐きました。

誰が二度と来るもんかっ!

結婚二年目の秋でした。
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by rakachibe | 2006-10-12 15:05

パニック・イン・元住吉

ばらばらばらっ!
トタン屋根に吹き付ける雨が物凄い音をたて出した。
「なんか、雨がひどくなってきたなぁ。」
「そうね。」
などといいながらボク等は二人でテレビを見ていた。

当時、ボクは27歳。
彼女は20歳。
地方の大学生だ。

ボクは週末だけでも彼女と一緒に過ごせるようにと、27年間住んでいた実家を出て一人暮しを始めたばかりだった。
そしてみつけたのがこの部屋だ。
元住吉駅から徒歩5分。6畳、8畳、4.5畳の2LDK。家賃が8万だ。どうだ!がんばったで。
けどね、屋根はトタンなの。
二階には大家さんが住んでた。
すこしおんぼろだけど、広い造りでぼく等は気に入っていた。

床に入ってから雨はますます強くなっているようだった。
気になりながらも何時の間にか眠ってしまった。

ぽちゃぽちゃぽちゃ
ん?なんの音だろう?と、目を覚ましてみるとうわぁ!
まわりが水浸しだぁ!慌てて隣で寝ている筈の彼女を起こそう????アレ?いない!?
見渡すと部屋のあっちのほうで、「ぷかぷかぷか」と畳ごと浮いているではないか!?
しかも、まだ寝ている!ぷかぷかと浮きやがってなんて呑気な女だ!
「おい!起きろぉ!寝てる場合ではないぞぉ~~~~っ!」とボク自身も畳ごとぷかぷかと浮きながら叫んだ!
その様子はまさに大海原に投げ出されたジャックとローズだ。

ローズは不愉快そうに目をさました。「なによぉ」
このばか!まだ現状をわかっていないな!
「目を覚ませ!雨が水がホラ!とにかく大変なんだ!」
「え?うぎゃ~~~~っ!!な、なにこれ!」とローズは慌てて立ち上がった。
「ばかっ!立つな!」と言うよりも早くばっしゃーーーーーーんっ!とローズは海に投げ出されてしまった。
「ローーーーーーーズっ!!」
ボクは慌てて飛びこんだ!

「びちゃびちゃやな。」
床上40センチの浸水であった。

ボクとローズはしっかりと手をつないでそこに立ちすくんでいた。
「そだ!電気!」つかない。電気もやられてた。
雨は相変わらず物凄い勢いでトタン屋根を叩き続けている。
なんてこった。
だんだんと目が慣れてきた。
「そだ!ボクのレコードは!?」もちろん水浸しである。
「嗚呼あああ~~~~~っ秘蔵の800枚がぁっ!うわ~~ん」
は、泣いてる場合ではない。
他の被害は?ウチは家具だのなんだの全て床にべた置きである。全滅だぁ。
と、とにかくこれからどおしよう。
二人して部屋の中を意味もなくざぶざぶざぶと歩きつづけていた。その時!
どんどんどんどん!と玄関の扉を叩く音が!「渡辺さーん!大丈夫ですかぁーーーーっ!」
大家さんだ!
「はいはいはいはいはいはい。いま開けます!」
ざぶざぶざぶざぶざぶざぶざぶざぶ!玄関までが遠い。
がちゃっと、扉をあけると、ざばーーーーーーーーっ!「うわぁーーーーーーーーーっ!」
濁流と共に大家さんが流れ込んできた。
それはまるでスローモーションのようにゆっくりと。
ヘッドスライディングの大家さん。その慌てた顔。
濁流というだけあって、うんこも一緒に流れ込んできた。
そしてボクらも負けじと一緒に流されたっけ。
はっきりと思い出せるあの晩。

そして目を覚ました時よりも悲惨になったその部屋で、大家さんと三人でした。
「だ、大丈夫ですか?」と大家さん。もうその言葉は既に意味をなしてないことは本人もわかっていたのだろう。
すごすごと玄関に水を掻き分けながらもどっていくと
「それじゃ、二階におりますんで、なにかあったら呼んでください。」
と二階に上がっていった。
・・・・・・・・・・・・
おまえはなにしにきたんぢゃ~~~~~っ!

「真っ暗だね。くさいし、つめたいね。」
「うん」
「まだ、3時か」
「うん」
二人は途方にくれていた。
BGMはもちろん、セリーヌディオンの「My heart will go on」だ。
「とりあえず寝るか?」
ボクとローズは水の来ていない押入れの上段で、抱き合いながら朝を迎えた。

水が引いてから部屋を掃除したが匂いだけはどうしょうもなかった。
大家さんに交渉してみたが消毒は自分で金をだして業者に頼んでくれとのこと。
んな金があるわけないだろ!

後でわかったことだがココ元住吉は昔からよく水が出るんだそうだ。
ボクが住んでたアパートも初めての浸水ではないらしい。
近くにどぶ川が流れていてその川よりも遥かに土地が低くなっているのだもの。当たり前である。
洪水のたびにココの住人は何度も変わっているらしい。
その中の一人にもちろんボクも含まれた。

蛇足だがこの水害で被害に遭った人に市から見舞金が出た。
¥4000也。
4000円でなにが出来るッ!!

そして、この洪水で失ったモノ。
レコード800枚
買ったばかりのカセットデッキ
その他の電化製品
家具
寝具
中古のスターレット
そして、ローズ。。。
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by rakachibe | 2006-10-12 15:03 | 雑記